華南ビジネストレンド(簡易版)【水野コンサルタンシー中国ビジネス情報】ダイジェスト版Vol.285

2026-03-24

【中国ビジネス・トレンド】

華南ビジネストレンド(簡易版)
MCH会員様向け会報第398回でお届けした華南ビジネストレンドの簡易版です。会員様向け会報では、社内での情報共有に活用いただける、邦文と同一内容の中国語解説も用意しております。
※コンサルティングサービスの詳細は こちらをご参照ください。

1.広東省ゼロカーボン園区の建設

広東省ゼロカーボン園区建設方案(粤府函〔2025〕237号)

経済社会の発展における全面的なグリーン転換を促進し、カーボンピークアウトおよびカーボンニュートラルの目標を予定通り実現させるため、広東省は「広東省ゼロカーボン園区建設方案」を正式に公布しました。
同方案では、産業のグリーン・低炭素転換と高度化の加速を中核とし、排出源での削減、プロセスでの排出削減、末端での炭素固定という三つの局面で取り組むことを掲げています。エネルギー供給のゼロカーボン化、産業発展のグリーン化、インフラのグリーン化、資源利用の循環化、運営管理のスマート化を推進し、国・省レベルのゼロカーボン園区建設を加速します。
また、2027年までに約25か所のゼロカーボン園区を建設し、関連する政策・制度体系を初歩的に整備するとともに、ゼロカーボンへのルート、メカニズム、モデルのイノベーションにおいて初歩的成果を得ることを明確にしました。2030年までには複数のゼロカーボン園区を完成させ、技術・設備、ビジネスモデル、政策・標準およびサービス体系を段階的に健全化し、カーボンピークアウト目標の実現を支え、経済社会の全面的なグリーン転換を後押しします。

2.広東省における職務科技成果「先用後転」改革の推進

広東省における職務科技成果『先用後転』改革の推進に関する若干の政策措置(粤科規範字〔2025〕6号)

職務科技成果(研究機関・大学・企業などの研究者が職務遂行の際、または主にその設備や資源を使って達成した科学技術の成果)に関する権限付与および管理改革をさらに深化させ、省全体における科学技術成果の創出および転化の応用を加速させるため、広東省は職務科技成果の「先用後転」(先に利用し、その後に移転へ進む運用)改革実施について、本措置を制定しました。本措置には以下の内容が示されています。
(1)「先用後転」モデルを整理・高度化し、広東の特色を有する「先に使用し、後で対価を支払う」、「先に使用し、その後に共同事業化等の協力関係へ移行する」モデルを形成します。「先用後転」モデルを採用する成果について、優先的に優れたものを認定した後は省レベル科学技術計画プロジェクトと同等に取り扱い、収益配分のインセンティブ措置を明確化します。
以下、略

3.広東省における省級製造業イノベーションセンター建設

省級製造業創新中心建設管理弁法

省級製造業イノベーションセンターの配置・建設および運営管理をさらに規範化するため、広東省工業情報化庁は「管理弁法」を改定しました。改定後の主な内容は以下の通りです。
(1)育成と建設

省級製造業イノベーションセンターの全体的な配置要求、申請条件、建設作業手順等を規定し、主導機関の研究開発投資、産学研資源の統合能力、技術イノベーション支援能力等について調整・最適化が行われました。
以下、略

4.広東省における「金融サービスによる科技強省」建設

広東省金融サービス科技強省建設推進工作方案

科技強省の建設に適応する科学技術金融体系の構築を模索し、広東省において「科学技術-産業-金融」の好循環を形成し、高水準の科学技術自立・自強を支え、新質生産力の発展を後押しするため、本方案が制定されました。本方案では以下の内容が示されています。
1)総体目標
2027年末までに、科学技術イノベーションに適応する現代的な科学技術の金融基盤体系を初歩的に構築します。「基金・融資・債券・株式・先物・政策」等の手段を統合的に運用し、産業の各段階において全チェーン型・リレー方式・多層的な金融サービスを提供します。
以下、略

5.広東・香港・マカオ大湾区「内地9市」の内包型・高品質発展の促進

広東・香港・マカオ大湾区内地9市の内包型・高品質発展を促進することに関する決定(広東省第14期人民代表大会常務委員会公告第68号)

大湾区の内地9市が率先して現代化した人民都市を建設し、香港・マカオと連携して、活力と国際競争力に富む一流の湾岸区および世界レベルの都市群建設を加速させるため、広州の実情を踏まえ本弁法を制定しました。本弁法には以下の内容が示されています。
(1)香港・マカオとの市場一体化を推進し、人や車両の往来、貨物の通関、資金の越境流動、データ越境における安全かつ秩序ある伝送を促進します。
「湾区標準」「湾区認証」を普及させ、香港・マカオと連結し国際基準に整合するビジネス環境を整備します。
以下、略

6.横琴・広東・マカオ深度合作区金融産業の高品質発展の促進

横琴・広東・マカオ深度合作区における金融産業の高品質発展を促進する扶助弁法

「マカオ+横琴」の協同優位性を十分に発揮し、金融による実体経済へのサービス効果を高め、金融の「五篇大文章」(科学技術金融、グリーン金融、金融包摂、養老金融、デジタル金融)を優良化・充実化させるため、横琴・広東・マカオ深度合作区の実情をふまえ本弁法を制定しました。本弁法には以下の内容が示されています。
1)扶助申請の基本条件
(1)合作区において実質的に運営していること。
(2)扶助申請時に、企業経営異常名簿、重大な違法・信用失墜名簿、信用失墜被執行人名簿に収載されていないこと。
(3)マカオの金融機関については、直近3年間にマカオの法律制度で定める重大な行政違法行為の記録が存在しないこと。
以下、略

7.東莞市「人工知能(AI)応用イノベーションセンター」認定弁法

東莞市人工知能応用イノベーションセンターの認定管理弁法(試行)(東工信規〔2025〕5号)

東莞市における企業のスマート化・デジタル化転換を推進し、ソフトウェア・情報技術サービス業および人工知能産業の発展を促進するため、東莞市工業・情報化局は本弁法を制定しました。本弁法では以下の内容が示されています。
1)企業がイノベーションセンター認定を申請するための基本条件
(1)東莞市の行政区域内で登録され、独立した法人資格を有し、国の法律法規を遵守し、健全かつ規範的な財務管理制度が整備されていること。
(2)事業範囲に情報伝送、ソフトウェア、情報技術サービス業が含まれており、一定規模の安定した運営チームを有すること。
(3)一定面積の人工知能によるビジネス体験展示ホールを保有する、または建設を約束していること。展示ホールは、応用事例の展示、製品体験および人員研修等の機能を備えること。
(4)人工知能の中核製品および技術を有し、製造業向け人工知能活用の成熟したソリューションおよびサービスプロセスを有し、一定数の人工知能応用プロジェクトの成功事例等を有していること。
以下、略

8.深セン市基本医療保険関係の移転・継続

基本医療保険関係の移転継続に関する事項についての通知(深医保規〔2025〕5号)

被保険者の地域をまたぐ移動に係る医療保険の合法的権益をさらに保護するため、深セン市の実情を踏まえ、本通知を公布しました。本通知の主な内容は以下の通りです。
1)移転・継続の取扱い
深セン市基本医療保険の被保険者は、規定に従い、他の地域において加入を停止した基本医療保険関係を深セン市へ移転する申請ができます。移転後、被保険者が他の地域で加入していた従業員医療保険の保険料納付年限は相互に承認され、累計納付年限として合算し、重複して計算されることはありません。
以下、略

9.江門市「概念検証センター」および「パイロット試験プラットフォーム」認定管理弁法

江門市概念検証センターおよびパイロット試験プラットフォーム認定管理弁法(試行)(江科〔2025〕203号/JMBG2025031)

科学技術イノベーションと産業イノベーションの深度融合を推進し、科学技術成果転化の効率を高め、新質生産力の育成・発展を加速させるため、江門市の実情を踏まえ、本弁法を制定しました。本弁法では以下の内容が示されています。

1)認定条件
●市概念検証センター
1.申請機関が江門市内で登録登記され、独立した法人資格を有し、満2年以上正常に経営していること。
2.明確な目標とサービスの方向性があり、整備されたサービス・運営・品質保証体制を有し、かつプロジェクトの実現可能性が第三者専門家の論証により承認されていること。
3.必要な概念検証サービスの固定施設・設備を備えていること。
4.専門化されたサービスチームを有すること。
5.外部に申請分野の検証サービスを提供していること。
6.申請機関は申請時に重大な違法・信用失墜行為がなく、直近3年間に重大な環境保護・安全生産等の責任事故が発生しておらず、重大な研究不正(研究倫理・科研誠信)問題が生じていないこと。
以下、略